![]() S1P1アゴニストとして作用するジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イルカルボン酸誘導体
专利摘要:
本発明は、式(Ia)のある特定の(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イルカルボン酸誘導体およびその薬学的に許容可能な塩に関し、それらは、例えば、S1P1レセプターのアゴニストとしての、有用な薬理学的特性を示す。本発明の化合物を含む薬学的組成物、ならびにS1P1関連障害、例えば、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中、挫瘡、微生物の感染または疾患およびウイルスの感染または疾患を処置する際に本発明の化合物および組成物を使用する方法もまた本発明によって提供される。 公开号:JP2011510073A 申请号:JP2010544326 申请日:2009-01-22 公开日:2011-03-31 发明作者:ブレット ウルマン,;アンドリュー;エム. カワサキ,;ロバート;エム. ジョーンズ,;ラルス ソレセン,;ダニエル;ジェイ. ブザード,;ジェーン;ブイ. ムーディー,;ルイス;エー. ロペス, 申请人:アリーナ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド; IPC主号:C07D487-04
专利说明:
[0001] 本発明は、式(Ia)のある特定の(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イルカルボン酸誘導体およびその薬学的に許容可能な塩に関し、それらは、例えば、S1P1レセプターのアゴニストとして、有用な薬理学的特性を示す。本発明の化合物を含む薬学的組成物、ならびにS1P1関連障害、例えば、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中、挫瘡、微生物の感染または疾患およびウイルスの感染または疾患を処置する際に本発明の化合物および組成物を使用する方法もまた本発明によって提供される。] 背景技術 [0002] 発明の背景 本発明は、例えば、白血球輸送の調節、二次リンパ組織内へのリンパ球の隔離および/または脈管の完全性の増大によって、少なくとも免疫抑制性、抗炎症性および/または止血性の活性を有するS1P1レセプターアゴニストである化合物に関する。] [0003] 本願は、少なくとも自己免疫疾患および自己免疫障害、炎症性疾患および炎症性障害(例えば、急性および慢性の炎症状態)、移植片拒絶、癌ならびに/または脈管の完全性に根本的な欠陥を有する状態もしくは病的であり得るような血管新生(例えば、炎症、腫瘍の発達およびアテローム性動脈硬化症において生じ得るようなもの)に関連する状態に対して、全身性感染に対する免疫応答の機能障害などの副作用がより少ない状態で治療的な有効性を有する、経口的に利用可能であり得るような、免疫抑制剤に対して未だ満たされていないニーズに対処することに部分的に焦点を当てている。] [0004] スフィンゴシン−1−リン酸(S1P)レセプター1〜5は、7回膜貫通ドメインを有するGタンパク質共役レセプターのファミリーを構成する。S1P1〜S1P5(以前は、それぞれ内皮分化遺伝子(EDG)レセプター−1、−5、−3、−6および−8と呼ばれていた;非特許文献1)と称されるこれらのレセプターは、スフィンゴシンキナーゼによって触媒されるスフィンゴシンのリン酸化によって生成されるスフィンゴシン−1−リン酸による結合を介して活性化される。S1P1、S1P4およびS1P5レセプターは、Giを活性化するが、Gqを活性化しないのに対し、S1P2およびS1P3レセプターは、GiとGqの両方を活性化する。S1P3レセプターは、細胞内のカルシウムの増加に伴ってアゴニストに対して応答するが、S1P1レセプターは、応答しない。] [0005] S1P1レセプターに対してアゴニスト活性を有するS1Pレセプターアゴニストは、リンパ球減少症(末梢リンパ球減少(PLL)とも称される;非特許文献2)を迅速かつ可逆的に誘導すると示されている。これは、T細胞およびB細胞を二次リンパ組織(リンパ節およびパイエル板)内に隔離し、ゆえに炎症の部位および臓器移植片から離すことによる、臨床的に有用な免疫抑制に伴うものである(非特許文献3;非特許文献4)。例えば、リンパ節内へのこのリンパ球の隔離は、T細胞上のS1P1レセプターの、アゴニストによって駆動される同時発生的な機能的拮抗作用(これによって、S1Pがリンパ節からのT細胞の放出を調節する能力が低下する)およびリンパ節内皮上のS1P1レセプターの持続的な作動作用(その結果、リンパ球の遊出に対抗する関門機能が増大する)(非特許文献5;非特許文献6)の結果であると考えられる。リンパ球の隔離を達成するためにはS1P1レセプター単独の作動作用で十分であること(非特許文献7)およびこれが全身性感染に対する免疫応答の障害なしに生じること(非特許文献8;非特許文献9)が報告されている。] [0006] 内皮S1P1レセプターの作動作用が脈管の完全性を高める際に広い役割を有することは、S1P1レセプターを、マウスの皮膚および肺における毛細管の完全性と関係づける研究によって裏付けられている(非特許文献10)。脈管の完全性は、炎症性プロセス、例えば、急性肺損傷または呼吸窮迫症候群をもたらすような、敗血症、大外傷および外科術に由来し得るような炎症性プロセスによって損なわれ得る(非特許文献11)。] [0007] S1P1レセプターに対するアゴニスト活性を有する例示的なS1Pレセプターアゴニストは、現在、臨床試験中の免疫抑制剤であるFTY720(フィンゴリモド(fingolimod))である(非特許文献12)。FTY720は、インビボにおいてリン酸化されるプロドラッグとして作用する;そのリン酸化された誘導体は、S1P1、S1P3、S1P4およびS1P5レセプターに対するアゴニストである(しかし、S1P2レセプターに対してではない)(Chiba,Pharmacology & Therapeutics,108:308−319,2005)。FTY720は、リンパ球減少症(末梢リンパ球減少(PLL)とも称される;非特許文献2)を迅速かつ可逆的に誘導すると示されている。これは、T細胞およびB細胞を、二次リンパ組織(リンパ節およびパイエル板)内に隔離し、ゆえに炎症の部位および臓器移植片から離すことによる、臨床的に有用な免疫抑制に伴うものである(非特許文献3;非特許文献4)。] [0008] 臨床試験において、FTY720は、S1P3レセプターの作動作用に起因する有害事象(すなわち、一過性の無症候性徐脈)を誘発した(Buddeら、J.Am.Soc.Nephrol.,13:1073−1083,2002;非特許文献7;Ogawaら、BBRC,361:621−628,2007)。] [0009] FTY720は、少なくとも:自己免疫性心筋炎に対するラットモデルおよび急性ウイルス性心筋炎に対するマウスモデル(Kiyabayashiら、J.Cardiovasc.Pharmacol.,35:410−416,2000;Miyamotoら、J.Am.Coll.Cardiol.,37:1713−1718,2001);大腸炎を含む炎症性腸疾患に対するマウスモデル(Mizushimaら、Inflamm.Bowel Dis.,10:182−192,2004;Deguchiら、Oncology Reports,16:699−703,2006;Fujiiら、Am.J.Physiol.Gastrointest.Liver Physiol.,291:G267−G274,2006;Danielら、J.Immunol.,178:2458−2468,2007);進行性メサンギウム増殖性糸球体腎炎に対するラットモデル(Martiniら、Am.J.Physiol.Renal Physiol.,292:F1761−F1770,2007);喘息に対するマウスモデル(S1P1レセプターアゴニストSEW2871を用いる研究に基づいて主にS1P1レセプターを介するものであると示唆されている)(Idzkoら、J.Clin.Invest.,116:2935−2944,2006);気道炎症および気管支反応性亢進の誘導に対するマウスモデル(Sawickaら、J.Immunol.,171;6206−6214,2003);アトピー性皮膚炎に対するマウスモデル(Kohnoら、Biol.Pharm.Bull.,27:1392−1396,2004);虚血−再灌流損傷に対するマウスモデル(Kaudelら、Transplant.Proc,39:499−502,2007);全身性エリテマトーデス(SLE)に対するマウスモデル(Okazakiら、J.Rheumatol.,29:707−716,2002;Herzingerら、Am.J.Clin.Dermatol.,8:329−336,2007);関節リウマチに対するラットモデル(Matsuuraら、Int.J.Immunopharmacol.,22:323−331,2000;Matsuuraら、Inflamm.Res.,49:404−410,2000);自己免疫性ブドウ膜炎に対するラットモデル(Kuroseら、Exp.Eye Res.,70:7−15,2000);I型糖尿病に対するマウスモデル(Fuら、Transplantation,73:1425−1430,2002;Makiら、Transplantation,74:1684−1686,2002;Yangら、Clinical Immunology,107:30−35,2003;Makiら、Transplantation,79:1051−1055,2005);アテローム性動脈硬化症に対するマウスモデル(Noferら、Circulation,115:501−508,2007;Keulら、Arterioscler.Thromb.Vasc.Biol.,27:607−613,2007);外傷性脳損傷(TBI)後の脳炎症性反応に対するラットモデル(Zhangら、J.Cell.Mol.Med.,11:307−314,2007);ならびに移植片冠状動脈疾患および移植片対宿主病(GVHD)に対するマウスモデル(Hwangら、Circulation,100:1322−1329,1999;Taylorら、Blood,110:3480−3488,2007)において治療的な有効性を有すると報告されている。インビトロにおける結果から、FTY720が、アルツハイマー病を含むβ−アミロイド関連炎症性疾患に対して治療的な有効性を有し得ることが示唆されている(Kaneiderら、FASEB J.,18:309−311,2004)。S1P1レセプターに対してアゴニスト活性を有するS1PレセプターアゴニストであるKRP−203は、自己免疫性心筋炎に対するラットモデルにおいて治療的な有効性を有すると報告されている(Ogawaら、BBRC,361:621−628,2007)。S1P1レセプターアゴニストSEW2871を用いて、内皮S1P1レセプターの作動作用が、I型糖尿病の脈管内皮における炎症促進性の単球/内皮の相互作用を妨げること(Whetzelら、Circ.Res.,99:731−739,2006)およびTNFα媒介性の単球/内皮の相互作用から脈管構造を保護すること(Bolickら、Arterioscler.Thromb.Vasc.Biol.,25:976−981,2005)が示されている。] [0010] そのうえ、FTY720は、ヒト多発性硬化症に対するモデルである、ラットおよびマウスにおける実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)において治療的な有効性を有すると報告されている(Brinkmannら、J.Biol.Chem.,277:21453−21457,2002;Fujinoら、J.Pharmacol.Exp.Ther.,305:70−77,2003;Webbら、J.Neuroimmunol.,153:108−121,2004;Rauschら、J.Magn.Reson.Imaging,20:16−24,2004;Kataokaら、Cellular & Molecular Immunology,2:439−448,2005;Brinkmannら、Pharmacology & Therapeutics,115:84−105,2007;非特許文献6;Balatoniら、Brain Research Bulletin,74:307−316,2007)。さらに、FTY720は、臨床試験において多発性硬化症に対して治療的な有効性を有すると見出されている。再発寛解型多発性硬化症に対する第II相臨床試験において、FTY720は、多発性硬化症を有する患者における磁気共鳴画像法(MRI)によって検出される病変の数および臨床的な疾患活性を減少させると見出された(Kapposら、N.Engl.J.Med.,355:1124−1140,2006;非特許文献12;Zhangら、Mini−Reviews in Medicinal Chemistry,7:845−850,2007;Brinkmann,Pharmacology & Therapeutics,115:84−105,2007)。FTY720は、現在、寛解再発型多発性硬化症の第III相研究中である(Brinkmann,Pharmacology & Therapeutics,115:84−105,2007;非特許文献6;Devら、Pharmacology and Therapeutics,117:77−93,2008)。] [0011] 最近、FTY720は、抗ウイルス活性を有すると報告された。特定のデータが、リンパ球脈絡髄膜炎ウイルス(LCMV)マウスモデルにおいて示されており、ここで、それらのマウスは、LCMVのArmstrong株またはクローン13株に感染していた(Premenko−Lanierら、Nature,454,894,2008)。] [0012] FTY720は、Francisella tularensisに感染した樹状細胞が縦隔リンパ節に遊走するのを損なうことにより、その細菌の集落形成を減少させると報告されている。Francisella tularensisは、野兎病、潰瘍腺性感染、呼吸器感染および腸チフス疾患に関連する(E.Bar−Haimら、PLoS Pathogens,4(11):e1000211.doi:10.1371/journal.ppat.1000211,2008)。] [0013] 短期間高用量のFTY720は、実験的自己免疫性網膜ブドウ膜炎において眼球の浸潤物を迅速に減少させるとも最近報告された。FTY720は、初期の眼球の炎症に投与されると、迅速に網膜の損傷を妨げた。標的臓器の浸潤を妨げるだけでなく、既存の浸潤も減少させると報告された(Raveneyら、Arch.Ophthalmol.126(10),1390,2008)。] [0014] S1P1レセプターの作動作用は、乏突起膠細胞前駆細胞の生存の増大に関係づけられている。乏突起膠細胞前駆細胞の生存は、再ミエリン化プロセスに必須の構成要素である。多発性硬化症の病変の再ミエリン化は、臨床的再発からの回復を促進すると考えられる(Mironら、Ann.Neurol.,63:61−71,2008;Coelhoら、J.Pharmacol.Exp.Ther.,323:626−635,2007;Devら、Pharmacology and Therapeutics,117:77−93,2008)。S1P1レセプターは、血小板由来成長因子(PDGF)誘導性の乏突起膠細胞前駆細胞の有糸分裂誘発において役割を果たすとも示されている(Jungら、Glia,55:1656−1667,2007)。] [0015] S1P1レセプターの作動作用は、脊髄損傷のラットモデルにおけるものを含む中枢神経系(CNS)の損傷領域に向かう神経幹細胞の遊走を媒介するとも報告されている(Kimuraら、Stem Cells,25:115−124,2007)。] [0016] S1P1レセプターの作動作用は、ケラチノサイト増殖の阻害に関係づけられており(Sauerら、J.Biol.Chem.,279:38471−38479,2004 )、これは、S1Pがケラチノサイト増殖を阻害するという報告と一致する(Kimら、Cell Signal,16:89−95,2004)。毛嚢の入口におけるケラチノサイトの過剰増殖(これは、その後、阻止されるようになり得る)および関連する炎症は、挫瘡の重大な病原因子である(Koreckら、Dermatology,206:96−105,2003;Webster,Cutis,76:4−7,2005)。] [0017] FTY720は、腫瘍の発達において生じ得るような病的な血管新生を阻害する際に治療的な有効性を有すると報告されている。FTY720による血管新生の阻害は、S1P1レセプターの作動作用に関与すると考えられる(Ooら、J.Biol.Chem.,282;9082−9089,2007;Schmidら、J.Cell Biochem.,101:259−270,2007)。FTY720は、メラノーマのマウスモデルにおいて原発性および転移性の腫瘍成長を阻害することに対して治療的な有効性を有すると報告されている(LaMontagneら、Cancer Res.,66:221−231,2006)。FTY720は、転移性の肝細胞癌に対するマウスモデルにおいて治療的な有効性を有すると報告されている(Leeら、Clin.Cancer Res.,11:84588466,2005)。] [0018] マウスへのFTY720の経口投与が、血管新生、炎症および病理学的な状態(例えば、敗血症、低酸素症および固形腫瘍成長)に関連する重要なプロセスであるVEGF誘導性の血管透過性を強力に阻止すると報告されている(T Sanchezら、J.Biol.Chem.,278(47),47281−47290,2003)。] [0019] シクロスポリンAおよびFK506(カルシニューリンインヒビター)は、移植された臓器の拒絶を妨げるために使用される薬である。それらは、移植片拒絶を遅延させるかまたは抑制する際に有効であるが、シクロスポリンAおよびFK506などの従来の免疫抑制剤は、腎毒性、神経毒性、β細胞毒性および胃腸の不快感を含むいくつかの望ましくない副作用を引き起こすことが知られている。例えば、移植された組織への同種抗原反応性T細胞の遊走を阻害することによって移植片の生着を延長するために、単剤治療として、または従来の免疫抑制剤との併用において、有効である、これらの副作用を伴わない臓器移植における免疫抑制剤に対して未だ満たされていないニーズが存在する。] [0020] FTY720は、単剤治療と、シクロスポリンA、FK506およびRAD(mTORインヒビター)を含む従来の免疫抑制剤との相乗的な併用との両方において、移植片拒絶において治療的な有効性を有すると示されている。FTY720は、従来の免疫抑制剤であるシクロスポリンA、FK506およびRADとは異なり、全般的な免疫抑制を誘導することなく、移植片の生着の延長に対して有効性を有することが示されており、そして薬物の作用におけるこの違いは、その併用について観察された相乗作用に関連性があると考えられる(非特許文献9;非特許文献8)。] [0021] S1P1レセプターの作動作用は、マウスおよびラットの皮膚同種移植片モデルにおいて同種移植片の生着を延長することに対して治療的な有効性を有すると報告されている(Limaら、Transplant Proc.,36:1015−1017,2004 ;Yanら、Bioorg.& Med.Chem.Lett.,16:3679−3683,2006)。FTY720は、ラット心臓同種移植片モデルにおいて同種移植片の生着を延長することに対して治療的な有効性を有すると報告されている(Suzukiら、Transpl.Immunol.,4:252−255,1996)。FTY720は、シクロスポリンAと相乗的に作用することにより、ラット皮膚同種移植片の生着を延長すること(Yanagawaら、J.Immunol.,160:5493−5499,1998)、シクロスポリンAおよびFK506と相乗的に作用することにより、ラット心臓同種移植片の生着を延長すること、ならびにシクロスポリンAと相乗的に作用することにより、イヌ腎臓同種移植片の生着およびサル腎臓同種移植片の生着を延長すること(Chibaら、Cell Mol.Biol.,3:11−19,2006)が報告されている。S1PレセプターアゴニストであるKRP−203は、ラット皮膚同種移植片モデルにおいて、およびラット心臓同種移植片モデルにおける単剤治療と、シクロスポリンAとの相乗的な併用との両方において、同種移植片の生着を延長することに対して治療的な有効性を有すると報告されている(Shimizuら、Circulation,111:222−229,2005)。KRP−203は、ミコフェノール酸モフェチル(MMF;その活性な代謝産物が、プリン生合成のインヒビターであるミコフェノール酸であるプロドラッグ)との併用において、ラット腎臓同種移植片モデルとラット心臓同種移植片モデルの両方において同種移植片の生着を延長することに対して治療的な有効性を有するとも報告されている(Suzukiら、J.Heart Lung Transplant,25:302−209,2006;Fujishiroら、J.Heart Lung Transplant,25:825−833,2006)。S1P1レセプターのアゴニストであるAUY954は、治療量以下の用量のRAD001(Certican/Everolimus、mTORインヒビター)との併用において、ラット心臓同種移植片の生着を延長し得ると報告されている(Panら、Chemistry & Biology,13:1227−1234,2006)。ラット小腸同種移植片モデルにおいて、FTY720は、シクロスポリンAと相乗的に作用することにより、小腸同種移植片の生着を延長すると報告されている(Sakagawaら、Transpl.Immunol.,13:161−168,2004)。FTY720は、マウス膵島移植片モデルにおいて(Fuら、Transplantation,73:1425−1430,2002;Liuら、Microsurgery,27:300−304;2007)、およびヒト膵島細胞を用いてヒト膵島機能に対して有害な効果がないことを証明する研究において(Truongら、American Journal of Transplantation,7:2031−2038,2007)、治療的な有効性を有すると報告されている。] [0022] FTY720は、プロスタグランジン合成に依存しない神経因性疼痛に対するスペア(spared)神経損傷モデルにおいて侵害受容性行動を減少させると報告されている(O.Costuら、Journal of Cellular and Molecular Medicine 12(3),995−1004,2008)。] [0023] FTY720は、マウスの接触過敏症(CHS)の惹起を損なうと報告されている。感作段階においてFTY720で処置されたマウスからの免疫化されたリンパ節細胞の養子移入は、レシピエントにおいてCHS応答を誘導することが実質的にできなかった(D.Nakashimaら、J.Investigative Dermatology(128(12),2833−2841,2008)。] [0024] FTY720の予防的な経口投与(1mg/kg、1週間に3回)によって、C57BL/6マウスにおいて実験的自己免疫性重症筋無力症(EAMG)の発症が完全に妨げられたことが報告されている(T.Kohonoら、Biological & Pharmaceutical Bulletin,28(4),736−739,2005)。] [0025] 1つの実施形態において、本発明は、S1P3レセプターに対して選択性を有するS1P1レセプターのアゴニストである化合物を包含する。S1P1レセプターではなくS1P3レセプターは、徐脈に直接関係づけられている(非特許文献7)。少なくともS1P3レセプターに対して選択的なS1P1レセプターアゴニストは、高い治療濃度域(therapeutic window)によって、より高い用量に対してより良好な耐容性が可能となり、ゆえに、治療としての有効性が改善されるということが理由で、現在の治療に対して利点を有する。本発明は、S1P1レセプターのアゴニストであり、かつ徐脈に対して活性を示さないかまたは実質的に示さない、化合物を包含する。] [0026] S1P1レセプターアゴニストは、免疫系の抑制またはS1P1レセプターの作動作用が適切である状態(例えば、リンパ球によって媒介される疾患および障害、移植片拒絶、自己免疫疾患および自己免疫障害、炎症性疾患および炎症性障害、ならびに脈管の完全性に根本的な欠陥を有する状態または病的であり得るような血管新生に関連する状態)を処置するためまたは予防するために有用である。] [0027] 1つの実施形態において、本発明は、良好で全体的な物理的特性および生物学的活性を有し、かつ実質的に少なくとも、S1P1レセプターにおいて活性を有する以前の化合物の有効性を有する、S1P1レセプターのアゴニストである化合物を包含する。] [0028] 本願全体にわたるいずれの参考文献の引用も、そのような参考文献が本願に対する従来技術であるという承認として解釈されるべきでない。] 先行技術 [0029] Chunら、Pharmacological Reviews,(2002)54:265−269 Haleら、Bioorg.Med.Chem.Lett.,(2004)14:3351−3355 Rosenら、Immunol.Rev.,(2003)195:160−177 Schwabら、Nature Immunol.,(2007)8:1295−1301 Matloubianら、Nature,(2004)427:355−360 Baumrukerら、Expert Opin.Investig.Drugs,(2007)16:283−289 Sannaら、J Biol Chem.,(2004)279:13839−13848 Brinkmannら、Transplantation,(2001)72:764−769 Brinkmannら、Transplant Proc.,(2001)33:530−531 Sannaら、Nat Chem Biol.,(2006)2:434−441 Johan Groeneveld,Vascul.Pharmacol.,(2003)39:247−256 Martiniら、Expert Opin.Investig.Drugs,(2007)16:505−518] 課題を解決するための手段 [0030] 発明の要旨 本発明は、式(Ia)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物を包含し:] [0031] ここで: nは、0または1であり; Wは、NまたはCR5であり; Zは、NまたはCR6であり; Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく; R1、R2、R5、R6およびR7は、各々独立して、H、C1−C6アシル、C1−C6アシルオキシ、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニルアミノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルキニル、C1−C6アルキルアミノ、C2−C8ジアルキルアミノ、C1−C6アルキルカルボキサミド、C1−C6アルキルスルホンアミド、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルウレイル、アミノ、カルボ−C1−C6−アルコキシ、カルボキサミド、カルボキシ、シアノ、C3−C7シクロアルキル、C3−C7シクロアルキルオキシ、C3−C7シクロアルキルチオ、C3−C7シクロアルキルスルフィニル、C3−C7シクロアルキルスルホニル、C2−C6ジアルキルカルボキサミド、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ハロアルキルスルフィニル、C1−C6ハロアルキルスルホニル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、ニトロおよびスルホンアミドからなる群から選択され、ここで、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキル、C2−C6アルキニルおよびヘテロアリールは、C1−C6アルコキシ、カルボ−C1−C6−アルコキシ、シアノ、C3−C7シクロアルキル、ハロゲンおよびフェニルからなる群から選択される1つの置換基で必要に応じて置換されるか、または R1、R2、R5、R6およびR7から選択される隣接する2つの基は、その両方が結合している原子と一体となって、1つまたは2つのハロゲン原子で必要に応じて置換される5員または6員のヘテロシクリル環を形成し;そして R3およびR4は、各々独立して、H、C1−C2アルキル、フルオロおよびクロロからなる群から選択される。] [0032] 本発明の化合物は、例えば、白血球輸送の調節、二次リンパ組織内へのリンパ球の隔離および/または脈管の完全性の増大によって、少なくとも免疫抑制性、抗炎症性および/または止血性の活性を有するS1P1レセプターアゴニストである化合物を包含する。] [0033] S1P1レセプターアゴニストは、免疫系の抑制またはS1P1レセプターの作動作用が適切である状態(例えば、リンパ球によって媒介される疾患および障害、移植片拒絶、自己免疫疾患および自己免疫障害、炎症性疾患および炎症性障害(例えば、急性および慢性の炎症状態)、癌、ならびに脈管の完全性に根本的な欠陥を有する状態または病的であり得るような血管新生(例えば、炎症、腫瘍の発達およびアテローム性動脈硬化症において生じ得るようなもの)に関連する状態)を処置するためまたは予防するために有用である。免疫系の抑制またはS1P1レセプターの作動作用が適切であるそのような状態としては、リンパ球によって媒介される疾患および障害、脈管の完全性に根本的な欠陥を有する状態、自己免疫疾患および自己免疫障害、炎症性疾患および炎症性障害(例えば、急性および慢性の炎症状態)、細胞、組織または実質臓器の移植片の(急性または慢性の)拒絶、関節炎(乾癬性関節炎および関節リウマチを含む)、糖尿病(I型糖尿病を含む)、脱髄性疾患(多発性硬化症を含む)、虚血−再灌流損傷(腎虚血および心虚血−再灌流損傷を含む)、炎症性皮膚疾患(乾癬を含む)、アトピー性皮膚炎、挫瘡、過剰増殖性皮膚疾患(挫瘡を含む)、炎症性腸疾患(クローン病および潰瘍性大腸炎を含む)、全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosis)、喘息、ブドウ膜炎、心筋炎、アレルギー、アテローム性動脈硬化症、脳炎症(アルツハイマー病および外傷性脳損傷後の脳炎症性反応を含む)、脊髄損傷または脳梗塞を含む中枢神経系疾患、病的な血管新生(原発性および転移性の腫瘍成長において生じ得るようなものを含む)、関節リウマチ、糖尿病性網膜症およびアテローム性動脈硬化症、癌、慢性肺疾患、急性肺損傷、急性呼吸器疾患症候群、敗血症、虚血傷害(心筋梗塞および脳卒中を含む)などが挙げられる。] [0034] 本発明の1つの局面は、本発明の化合物および薬学的に許容可能なキャリアを含む薬学的組成物に関係する。] [0035] 本発明の1つの局面は、個体におけるS1P1レセプターに関連する障害を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0036] 本発明の1つの局面は、個体におけるリンパ球によって媒介される疾患または障害を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0037] 本発明の1つの局面は、個体における自己免疫疾患または自己免疫障害を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0038] 本発明の1つの局面は、個体における炎症性疾患または炎症性障害を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0039] 本発明の1つの局面は、個体における癌を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0040] 本発明の1つの局面は、個体における障害を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含し、ここで、前記障害は、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中および挫瘡からなる群から選択される。] [0041] 本発明の1つの局面は、個体における乾癬を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0042] 本発明の1つの局面は、個体における関節リウマチを処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0043] 本発明の1つの局面は、個体におけるクローン病を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0044] 本発明の1つの局面は、個体における移植片拒絶を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0045] 本発明の1つの局面は、個体における多発性硬化症を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0046] 本発明の1つの局面は、個体における全身性エリテマトーデスを処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0047] 本発明の1つの局面は、個体における潰瘍性大腸炎を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0048] 本発明の1つの局面は、個体におけるI型糖尿病を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0049] 本発明の1つの局面は、個体における挫瘡を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0050] 本発明の1つの局面は、個体におけるS1P1レセプターに関連する疾患または障害を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含し、ここで、前記障害は、リンパ球によって媒介される疾患または障害、自己免疫疾患または自己免疫障害、炎症性疾患または炎症性障害、癌、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中および挫瘡からなる群から選択される。] [0051] 本発明の1つの局面は、個体におけるS1P1レセプターに関連するS1P1レセプターに関連する疾患または障害を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含し、ここで、前記S1P1レセプターに関連する障害は、微生物の感染もしくは疾患またはウイルスの感染もしくは疾患である。] [0052] 本発明の1つの局面は、個体における胃炎を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0053] 本発明の1つの局面は、個体における多発性筋炎を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0054] 本発明の1つの局面は、個体における甲状腺炎を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0055] 本発明の1つの局面は、個体における白斑を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0056] 本発明の1つの局面は、個体における肝炎を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0057] 本発明の1つの局面は、個体における胆汁性肝硬変を処置するための方法に関係し、その方法は、その必要のある個体に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的組成物を投与する工程を包含する。] [0058] 本発明の1つの局面は、S1P1レセプター関連障害を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0059] 本発明の1つの局面は、リンパ球によって媒介される疾患または障害を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0060] 本発明の1つの局面は、自己免疫疾患または自己免疫障害を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0061] 本発明の1つの局面は、炎症性疾患または炎症性障害を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0062] 本発明の1つの局面は、癌を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0063] 本発明の1つの局面は、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中および挫瘡からなる群から選択されるS1P1レセプター関連障害を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0064] 本発明の1つの局面は、乾癬を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0065] 本発明の1つの局面は、関節リウマチを処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0066] 本発明の1つの局面は、クローン病を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0067] 本発明の1つの局面は、移植片拒絶を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0068] 本発明の1つの局面は、多発性硬化症を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0069] 本発明の1つの局面は、全身性エリテマトーデスを処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0070] 本発明の1つの局面は、潰瘍性大腸炎を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0071] 本発明の1つの局面は、I型糖尿病を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0072] 本発明の1つの局面は、挫瘡を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0073] 本発明の1つの局面は、リンパ球によって媒介される疾患または障害、自己免疫疾患または自己免疫障害、炎症性疾患または炎症性障害、癌、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中および挫瘡からなる群から選択されるS1P1レセプター関連障害を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0074] 本発明の1つの局面は、S1P1レセプター関連障害を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係し、ここで、前記S1P1レセプター関連障害は、微生物の感染もしくは疾患またはウイルスの感染もしくは疾患である。] [0075] 本発明の1つの局面は、胃炎を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0076] 本発明の1つの局面は、多発性筋炎を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0077] 本発明の1つの局面は、甲状腺炎を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0078] 本発明の1つの局面は、白斑を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0079] 本発明の1つの局面は、肝炎を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0080] 本発明の1つの局面は、胆汁性肝硬変を処置するための薬物の製造における本発明の化合物の使用に関係する。] [0081] 本発明の1つの局面は、治療によってヒトまたは動物の身体を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0082] 本発明の1つの局面は、S1P1レセプター関連障害を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0083] 本発明の1つの局面は、リンパ球によって媒介される疾患または障害を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0084] 本発明の1つの局面は、自己免疫疾患または自己免疫障害を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0085] 本発明の1つの局面は、炎症性疾患または炎症性障害を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0086] 本発明の1つの局面は、癌を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0087] 本発明の1つの局面は、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中および挫瘡からなる群から選択されるS1P1レセプター関連障害を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0088] 本発明の1つの局面は、乾癬を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0089] 本発明の1つの局面は、関節リウマチを処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0090] 本発明の1つの局面は、クローン病を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0091] 本発明の1つの局面は、移植片拒絶を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0092] 本発明の1つの局面は、多発性硬化症を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0093] 本発明の1つの局面は、全身性エリテマトーデスを処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0094] 本発明の1つの局面は、潰瘍性大腸炎を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0095] 本発明の1つの局面は、I型糖尿病を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0096] 本発明の1つの局面は、挫瘡を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0097] 本発明の1つの局面は、リンパ球によって媒介される疾患または障害、自己免疫疾患または自己免疫障害、炎症性疾患または炎症性障害、癌、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中および挫瘡からなる群から選択されるS1P1レセプター関連障害を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0098] 本発明の1つの局面は、S1P1レセプター関連障害を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係し、ここで、前記S1P1レセプター関連障害は、微生物の感染もしくは疾患またはウイルスの感染もしくは疾患である。] [0099] 本発明の1つの局面は、胃炎を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0100] 本発明の1つの局面は、多発性筋炎を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0101] 本発明の1つの局面は、甲状腺炎を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0102] 本発明の1つの局面は、白斑を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0103] 本発明の1つの局面は、肝炎を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0104] 本発明の1つの局面は、胆汁性肝硬変を処置するための方法において使用するための本発明の化合物に関係する。] [0105] 本発明の1つの局面は、本発明の化合物および薬学的に許容可能なキャリアを混合する工程を包含する、組成物を調製するためのプロセスに関係する。] [0106] 本明細書中に開示される本発明のこれらおよび他の局面は、本特許の開示が進むにつれてより詳細に示される。] 図面の簡単な説明 [0107] 図1は、S1P3レセプターにおけるアゴニスト活性に対する細胞性/機能的Ca2+アッセイを示している。カルシウムイオノフォアA23187は、明白なアゴニスト活性を示すが、本発明の代表的な化合物である化合物2(エナンチオマー1)は、実質的にほとんど活性を示さないか活性を示さない。 図2は、マウスにおいて、化合物1がビヒクルと比べて末梢リンパ球を減少させる能力を示している。 図3は、化合物2の第2エナンチオマー(HPLCによる化合物2の分割の後に単離されたもの、実施例1.25において報告されている条件について14.9分という保持時間を有する)がビヒクルと比べて実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)において有効性を有する能力を測定した実験の結果を示している。 図4は、3つの異なる用量の化合物2の第2エナンチオマー(HPLCによる化合物2の分割の後に単離されたもの、実施例1.25において報告されている条件について14.9分という保持時間を有する)がビヒクルと比べてラットの平均足首直径を減少させる能力を測定した実験の結果を示している。 図5は、3つの異なる用量の化合物2の第2エナンチオマー(HPLCによる化合物2の分割の後に単離されたもの、実施例1.25において報告されている条件について14.9分という保持時間を有する)がビヒクルと比べてマウスにおいて同種移植片拒絶を減少させる能力を測定した実験の結果を示している。 図6は、化合物2の第2エナンチオマー(HPLCによる化合物2の分割の後に単離されたもの、実施例1.25において報告されている条件について14.9分という保持時間を有する)がビヒクルと比べてマウスにおいて血糖濃度を低下させる能力を測定した実験の結果を示している。 図7は、「n」が1である式(Ia)の化合物の調製において有用なN−ヒドロキシ−カルバムイミドイル中間体を調製するための一般合成スキームを示している。 図8は、「n」が0である式(Ia)の化合物の調製において有用なN−ヒドロキシ−カルバムイミドイル中間体を調製するための一般合成スキームを示している。 図9は、「n」が0である式(Ia)の化合物の調製において有用なN−ヒドロキシ−カルバムイミドイル中間体を調製するための一般合成スキームを示している。 図10は、式(Ia)の化合物を調製するための一般合成スキームを示している。この合成スキームは、カルボン酸または酸塩化物と、N−ヒドロキシ−カルバムイミドイル中間体との結合およびその後のオキサジアゾール環の形成により、エステル中間体を提供することを示している。これらのエステルは、当該分野で公知の(know)方法を用いて式(Ia)の化合物に変換され得、例えば、t−ブチル(buyl)エステルは、チオアニソールの存在下または非存在下において、TFAなどの酸で処理することによってカルボン酸に変換され、アルキルエステルは、塩基(例えば、LiOH、NaOH、KOHなど)で処理することによってカルボン酸に変換される。 図11は、アリール環およびヘテロアリール環を改変するための3つの一般的な経路を示している。第1の経路は、アルコールをフルオロピリジンまたはクロロピリジンに付加することにより、エーテルが得られることを示している。第2の経路は、PPh3およびDEADまたはDIADを用いるエーテルの形成を示している。第3の経路は、Pd(0)で触媒されるアルキル結合を示している。各経路は、その後、式(Ia)の化合物に変換されるエステルを提供する。 図12は、エステル中間体に存在するアリール環およびヘテロアリール環を改変するための2つの一般的な経路を示している。第1の経路は、Pd(0)で触媒されるヘテロアリール結合によりエーテルを提供することを示している。第2の経路は、Pd(0)で触媒される結合によりアルキンを提供することを示しており、必要に応じて還元されることにより、対応するアルキル基が提供され得る。各経路は、その後、式(Ia)の化合物に変換されるエステルを提供する。] 図1 図10 図11 図12 図2 図3 図4 図5 図6 図7 [0108] 発明の詳細な説明 定義 明確にするためおよび一貫性のために、本特許文書全体を通じて、以下の定義を使用する。] [0109] 用語「アゴニスト」は、S1P1レセプターなどのGタンパク質共役レセプターと相互作用し、それを活性化し、そしてそれにより、そのレセプターに特徴的な生理学的応答または薬理学的応答を開始し得る部分のことを意味すると意図される。例えば、アゴニストは、そのレセプターに結合すると細胞内応答を活性化するか、または膜へのGTPの結合を増強する。ある特定の実施形態において、本発明におけるアゴニストは、持続性のS1P1レセプター内部移行(internalilzation)を促進することができるS1P1レセプターアゴニストである(例えば、Matloubianら、Nature,427,355,2004を参照のこと)。] [0110] 用語「アンタゴニスト」は、アゴニスト(例えば、内在性リガンド)と同じ部位においてレセプターに競合的に結合するが、そのレセプターの活性型によって開始される細胞内の応答を活性化せず、それにより、アゴニストまたは部分的アゴニストによる細胞内応答を阻害し得る部分(moietiy)のことを意味すると意図される。アンタゴニストは、アゴニストまたは部分的アゴニストの非存在下において観察されるベースラインの細胞内の応答を減少させない。] [0111] 用語「処置の必要のある」および用語「その必要のある」は、処置について言及しているとき、個体または動物が処置を必要とするかまたは処置の恩恵を受けると介護者(例えば、ヒトの場合は、医師、看護師、ナースプラクティショナーなど;非ヒト哺乳動物を含む動物の場合は、獣医師)によってなされる判断のことを意味するために交換可能に使用される。この判断は、介護者の専門知識の領域内であるが、本発明の化合物によって処置可能な疾患、状態または障害の結果としてその個体または動物が病気であるかまたは病気になり得るという情報を含む、種々の因子に基づいてなされる。したがって、本発明の化合物は、保護的または予防的な様式で使用され得るか;または本発明の化合物は、その疾患、状態または障害を軽減するか、阻害するか、または回復させるために使用され得る。] [0112] 用語「個体」は、哺乳動物、好ましくは、マウス、ラット、他のげっ歯類、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマまたは霊長類、最も好ましくはヒトを含む任意の動物のことを意味すると意図される。] [0113] 用語「インバースアゴニスト」は、内在型のレセプターまたは恒常的活性型のレセプターに結合して、アゴニストまたは部分的アゴニストの非存在下において観察される通常の基礎レベルの活性より低い、活性型のレセプターによって開始されるベースラインの細胞内応答を阻害するか、または膜へのGTP結合を減少させる部分のことを意味すると意図される。いくつかの実施形態において、そのベースラインの細胞内応答は、インバースアゴニストの非存在下におけるベースライン応答と比べて、インバースアゴニストの存在下において少なくとも30%、少なくとも50%または少なくとも75%阻害される。] [0114] 用語「調節するかまたは調節している」は、特定の活性、機能または分子の量、質、応答または効果の増加または減少のことを意味すると意図される。] [0115] 用語「薬学的組成物」は、本発明の化合物の塩、溶媒和物および水和物を含むがこれらに限定されない少なくとも1つの活性成分を含む(それにより、その組成物は、哺乳動物(例えば、限定されないが、ヒト)における特定の効果的な結果について調査に基づいて分析できる)組成物のことを意味すると意図される。当業者は、当業者のニーズに基づいて、活性成分が所望の効果的な結果を有するか否かを判定するために適切な手法を理解し、認識するだろう。] [0116] 用語「治療有効量」は、研究者、獣医師、医者もしくは他の臨床医または介護者あるいは個人によって調べられている組織、系、動物、個体またはヒトにおいて生物学的または薬物的な応答を誘発する、活性な化合物または医薬品の量のことを意味すると意図され、その応答の誘発には、以下: (1)疾患を予防すること、例えば、疾患、状態または障害に罹患しやすいかもしれないが、その疾患の病状または総体的症状をまだ経験していないかまたは示していない個体において、その疾患、状態または障害を予防すること (2)疾患を阻害すること、例えば、疾患、状態または障害の病状または総体的症状を経験しているかまたは示している個体において、その疾患、状態または障害を阻害すること(すなわち、その病状および/または総体的症状のさらなる進展を停止すること);および (3)疾患を回復すること、例えば、疾患、状態または障害の病状または総体的症状を経験しているかまたは示している個体において、その疾患、状態または障害を回復すること(すなわち、その病状および/または総体的症状を逆転すること) のうちの1つ以上が含まれる。] [0117] 化学基、部分またはラジカル 用語「C1−C6アシル」は、カルボニル基の炭素に接着されたC1−C6アルキルラジカルのことを意味すると意図され、ここで、アルキルの定義は、本明細書中に記載されている定義と同じ定義を有し;いくつかの例としては、アセチル、プロピオニル、n−ブタノイル、sec−ブタノイル、ピバロイル、ペンタノイルなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0118] 用語「C1−C6アシルオキシ」は、酸素原子に接着されたアシルラジカルのことを意味すると意図され、ここで、アシルは、本明細書中に記載されている定義と同じ定義を有し;いくつかの実施形態は、アシルオキシがC1−C5アシルオキシであるときであり、いくつかの実施形態は、アシルオキシがC1−C6アシルオキシであるときである。いくつかの例としては、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブタノイルオキシ、iso−ブタノイルオキシ、ペンタノイルオキシ、ヘキサノイルオキシなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0119] 用語「C1−C6アルコキシ」は、酸素原子に直接接着されている、本明細書中に定義されるようなC1−C6アルキルラジカルのことを意味すると意図され、いくつかの実施形態は、1〜5個の炭素であり、いくつかの実施形態は、1〜4個の炭素であり、いくつかの実施形態は、1〜3個の炭素であり、そしていくつかの実施形態は、1または2個の炭素である。例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−プロポキシ、n−ブトキシ、t−ブトキシ、iso−ブトキシ、sec−ブトキシなどが挙げられる。] [0120] 用語「C1−C6アルコキシカルボニルアミノ」は、アミド基の炭素に接着された単一のC1−C6アルコキシ基のことを意味すると意図され、ここで、アルコキシは、本明細書中に見られる定義と同じ定義を有する。そのC1−C6アルコキシカルボニルアミノ基は、以下:] [0121] によって表され得る。] [0122] 用語「C1−C6アルキル」は、1〜6個の炭素を含む直鎖または分枝鎖の炭素ラジカルのことを意味すると意図される。いくつかの実施形態は、1〜5個の炭素であり、いくつかの実施形態は、1〜4個の炭素であり、いくつかの実施形態は、1〜3個の炭素であり、そしていくつかの実施形態は、1または2個の炭素である。アルキルの例としては、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、iso−ブチル、t−ブチル、ペンチル、iso−ペンチル、t−ペンチル、neo−ペンチル、1−メチルブチル[すなわち、−CH(CH3)CH2CH2CH3]、2−メチルブチル[すなわち、−CH2CH(CH3)CH2CH3]、n−ヘキシルなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0123] 用語「C1−C6アルキルカルボキサミド」または「C1−C6アルキルカルボキサミド」は、アミド基の炭素または窒素に接着された単一のC1−C6アルキル基のことを意味すると意図され、ここで、アルキルは、本明細書中に見られる定義と同じ定義を有する。そのC1−C6アルキルカルボキサミド基は、以下:] [0124] によって表され得る。例としては、N−メチルカルボキサミド、N−エチルカルボキサミド、N−n−プロピルカルボキサミド、N−iso−プロピルカルボキサミド、N−n−ブチルカルボキサミド、N−sec−ブチルカルボキサミド、N−iso−ブチルカルボキサミド、N−t−ブチルカルボキサミドなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0125] 用語「C1−C6アルキルスルフィニル」は、式:−S(O)−を有するスルホキシドラジカルの硫黄に接着されたC1−C6アルキルラジカルのことを意味すると意図され、ここで、そのアルキルラジカルは、本明細書中に記載される定義と同じ定義を有する。例としては、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−プロピルスルフィニル、iso−プロピルスルフィニル、n−ブチルスルフィニル、sec−ブチルスルフィニル、iso−ブチルスルフィニル、t−ブチルスルフィニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0126] 用語「C1−C6アルキルスルホンアミド」は、以下に示される基:] [0127] のことを意味すると意図され、ここで、C1−C6アルキルは、本明細書中に記載される定義と同じ定義を有する。] [0128] 用語「C1−C6アルキルスルホニル」は、式:−S(O)2−を有するスルホンラジカルの硫黄に接着されたC1−C6アルキルラジカルのことを意味すると意図され、ここで、そのアルキルラジカルは、本明細書中に記載される定義と同じ定義を有する。例としては、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、iso−プロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、iso−ブチルスルホニル、t−ブチルスルホニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0129] 用語「C1−C6アルキルチオ」は、硫黄原子(すなわち、−S−)に接着されたC1−C6アルキルラジカルのことを意味すると意図され、ここで、そのアルキルラジカルは、本明細書中に記載される定義と同じ定義を有する。例としては、メチルスルファニル(すなわち、CH3S−)、エチルスルファニル、n−プロピルスルファニル、iso−プロピルスルファニル、n−ブチルスルファニル、sec−ブチルスルファニル、iso−ブチルスルファニル、t−ブチルスルファニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0130] 用語「C1−C6アルキルウレイル」は、式:−NC(O)N−の基のことを意味すると意図され、ここで、一方または両方の窒素が、同じかまたは異なるC1−C6アルキル基で置換され、ここで、アルキルは、本明細書中に記載される定義と同じ定義を有する。アルキルウレイルの例としては、CH3NHC(O)NH−、NH2C(O)NCH3−、(CH3)2NC(O)NH−、(CH3)2NC(O)NCH3−、CH3CH2NHC(O)NH−、CH3CH2NHC(O)NCH3−などが挙げられるが、これらに限定されない。] [0131] 用語「アミノ」は、基−NH2のことを意味すると意図される。] [0132] 用語「C1−C6アルキルアミノ」は、−NH−ラジカルに接着された1つのアルキルラジカルのことを意味すると意図され、ここで、そのアルキルラジカルは、本明細書中に記載される意味と同じ意味を有する。いくつかの例としては、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、iso−プロピルアミノ、n−ブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、iso−ブチルアミノ、t−ブチルアミノなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態は、「C1−C2アルキルアミノ」である。] [0133] 用語「アリール」は、6〜10個の環炭素を含む芳香族環ラジカルのことを意味すると意図される。例としては、フェニルおよびナフチルが挙げられる。] [0134] 用語「カルボ−C1−C6−アルコキシ」は、カルボン酸のC1−C6アルキルエステルのことを意味すると意図され、ここで、そのアルキル基は、本明細書中に定義されているとおりである。例としては、カルボメトキシ[−C(=O)OCH3]、カルボエトキシ、カルボプロポキシ、カルボイソプロポキシ、カルボブトキシ、カルボ−sec−ブトキシ、カルボ−iso−ブトキシ、カルボ−t−ブトキシ、カルボ−n−ペントキシ、カルボ−iso−ペントキシ、カルボ−t−ペントキシ、カルボ−neo−ペントキシ、カルボ−n−ヘキシルオキシなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0135] 用語「C2−C6アルキニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合および2〜6個の炭素を含むラジカルのことを意味すると意図される。いくつかの例としては、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0136] 用語「カルボキサミド」は、基−CONH2のことを意味すると意図される。] [0137] 用語「カルボキシ」または「カルボキシル」は、基−CO2Hのことを意味すると意図され;カルボン酸基とも称される。] [0138] 用語「シアノ」は、基−CNのことを意味すると意図される。] [0139] 用語「C3−C7シクロアルキル」は、3〜7個の炭素を含む飽和環ラジカルのことを意味すると意図され;いくつかの実施形態は、3〜6個の炭素を含み;いくつかの実施形態は、3〜5個の炭素を含み;いくつかの実施形態は、5〜7個の炭素を含み;いくつかの実施形態は、3〜4個の炭素を含む。例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられる。] [0140] 用語「C3−C7シクロアルキルオキシ」は、酸素原子に直接結合された3〜7個の炭素を含む飽和環ラジカルのことを意味すると意図される。いくつかの例としては、シクロプロピル−O−、シクロブチル−O−、シクロペンチル−O−、シクロヘキシル−O−などが挙げられる。] [0141] 用語「C3−C7シクロアルキルチオ」は、硫黄原子に直接結合された3〜7個の炭素を含む飽和環ラジカルのことを意味すると意図される。いくつかの例としては、シクロプロピル−S−、シクロブチル−S−、シクロペンチル−S−、シクロヘキシル−S−などが挙げられる。] [0142] 用語「C3−C7シクロアルキルスルフィニル」は、スルホキシド基に直接結合された3〜7個の炭素を含む飽和環ラジカルのことを意味すると意図される。いくつかの例としては、シクロプロピル−S(O)−、シクロブチル−S(O)−、シクロペンチル−S(O)−、シクロヘキシル−S(O)−などが挙げられる。] [0143] 用語「C3−C7シクロアルキルスルホニル」は、スルホキシド基に直接結合された3〜7個の炭素を含む飽和環ラジカルのことを意味すると意図される。いくつかの例としては、シクロプロピル−S(O)2−、シクロブチル−S(O)2−、シクロペンチル−S(O)2−、シクロヘキシル−S(O)2−などが挙げられる。] [0144] 用語「C2−C8ジアルキルアミノ」は、同じかまたは異なるC1−C4アルキルラジカルのうちの2つで置換されたアミノ基のことを意味すると意図され、ここで、アルキルラジカルは、本明細書中に記載される定義と同じ定義を有する。いくつかの例としては、ジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルプロピルアミノ、メチルイソプロピルアミノ、エチルプロピルアミノ、エチルイソプロピルアミノ、ジプロピルアミノ、プロピルイソプロピルアミノなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態は、C2−C4ジアルキルアミノである。] [0145] 用語「C2−C6ジアルキルカルボキサミド」または「C2−C6ジアルキルカルボキサミド」は、アミド基に接着された、同じかまたは異なる2つのアルキルラジカルのことを意味すると意図され、ここで、アルキルは、本明細書中に記載される定義と同じ定義を有する。C2−C6ジアルキルカルボキサミドは、以下の基:] [0146] によって表され得、ここで、C1−C3は、本明細書中に記載される定義と同じ定義を有する。ジアルキルカルボキサミドの例としては、N,N−ジメチルカルボキサミド、N−メチル−N−エチルカルボキサミド、N,N−ジエチルカルボキサミド、N−メチル−N−イソプロピルカルボキサミドなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0147] 用語「C1−C6ハロアルコキシ」は、酸素原子に直接接着された、本明細書中に定義されるようなC1−C6ハロアルキルのことを意味すると意図される。例としては、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、ペンタフルオロエトキシなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0148] 用語「C1−C6ハロアルキル」は、本明細書中に定義されるようなC1−C6アルキル基のことを意味すると意図され、ここで、そのアルキルは、1つのハロゲンで置換されており(最大で完全に置換される)、完全に置換されたC1−C6ハロアルキルは、式CaL2a+1(Lは、ハロゲンであり、「a」は、1、2、3、4、5または6である)によって表され得る。1つより多いハロゲンが存在するとき、それらは、同じであってもよいし、異なっていてもよく、F、Cl、BrおよびIからなる群から選択され、いくつかの実施形態は、1〜5個の炭素であり、いくつかの実施形態は、1〜4個の炭素であり、いくつかの実施形態は、1〜3個の炭素であり、そしていくつかの実施形態は、1または2個の炭素である。ハロアルキル基の例としては、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチルなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0149] 用語「C1−C6ハロアルキルスルフィニル」は、式:−S(O)−を有するスルホキシド基の硫黄原子に接着されたC1−C6ハロアルキルラジカルのことを意味すると意図され、ここで、そのハロアルキルラジカルは、本明細書中に記載される定義と同じ定義を有する。例としては、トリフルオロメチルスルフィニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル、2,2−ジフルオロエチルスルフィニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0150] 用語「C1−C6ハロアルキルスルホニル」は、式:−S(O)2−を有するスルホン基の硫黄原子に接着されたC1−C6ハロアルキルラジカルのことを意味すると意図され、ここで、ハロアルキルは、本明細書中に記載される定義と同じ定義を有する。例としては、トリフルオロメチルスルホニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル、2,2−ジフルオロエチルスルホニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0151] 用語「ハロゲン」または「ハロ」は、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード基のことを意味すると意図される。] [0152] 用語「ヘテロアリール」は、1つの環、2つの縮合環または3つの縮合環であり得る、5〜14個の芳香族環原子を含む芳香族環系のことを意味すると意図され、ここで、少なくとも1つの芳香族環原子は、例えば、限定されないが、O、SおよびNからなる群から選択されるヘテロ原子であり、ここで、そのNは、必要に応じて、H、C1−C4アシルまたはC1−C4アルキルで置換され得る。いくつかの実施形態は、5または6個の環原子、例えば、フラニル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニルおよびトリアジニルなどを含む。いくつかの実施形態は、8〜14個の環原子、例えば、キノリジニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、トリアジニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、プテリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、1H−ベンズイミダゾリル、イミダゾピリジニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニルおよびイソベンゾフランなどを含む。] [0153] 用語「複素環式」または「ヘテロシクリル」は、3〜8個の環原子を含む非芳香族炭素環のことを意味すると意図され、ここで、1、2または3個の環原子が、例えば、O、SおよびNHからなる群から選択されるヘテロ原子であり、ここで、そのNは、必要に応じてC1−C4アルキル置換されるか、または本明細書中に記載されているとおりであり、そしてSは、必要に応じて1または2個の酸素で置換される。いくつかの実施形態において、その窒素は、必要に応じてC1−C4アシルまたはC1−C4アルキルで置換され、そして環炭素原子は、必要に応じてオキソまたはチオオキソで置換され、それにより、カルボニル基またはチオカルボニル基が形成される。複素環式基は、任意の利用可能な環原子、例えば、環炭素、環窒素などに接着され得る/結合され得る。いくつかの実施形態において、複素環式基は、3、4、5、6または7員環である。複素環式基の例としては、アジリジン−1−イル、アジリジン−2−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、モルホリン−2−イル、モルホリン−3−イル、モルホリン−4−イル、ピペルジン−1−イル、ピペルジン−2−イル、ピペルジン−3−イル、ピペルジン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、[1,3]−ジオキソラン−2−イル、チオモルホリン−4−イル、1,4−オキサゼパン−4−イル、1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル、アゼパン−1−イル、アゼパン−2−イル、アゼパン−3−イル、アゼパン−4−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イルなどが挙げられるが、これらに限定されない。] [0154] 用語「ヒドロキシル」は、基−OHのことを意味すると意図される。] [0155] 用語「ニトロ」は、基−NO2のことを意味すると意図される。] [0156] 用語「フェニル」は、基−C6H5のことを意味すると意図される。] [0157] 用語「スルホンアミド」は、基−SO2NH2のことを意味すると意図される。] [0158] 本発明の化合物: 本発明の1つの局面は、式(Ia)のある特定の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0159] ここで: n、R1、R2、R3、R4、W、ZおよびXは、本明細書中に記載される定義、前出および後掲の定義と同じ定義を有する。] [0160] 明確にするために別個の実施形態の文脈において記載される本発明のある特定の特徴が、単一の実施形態において組み合わせとしても提供され得ることが認識される。逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において記載される本発明の様々な特徴は、別々に提供され得るか、または任意の適当な部分組み合わせとしても提供され得る。本明細書中に記載される一般化学式、例えば、(Ia、Ic、Ie、Ig、Ii、Ik、Im、Io、Iq、IIa、IIc、IIe、IIg、IIi、IIk、IIm、IIo、IIq、IIIa)の中に含まれる変数(例えば、n、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、RaW、ZおよびX)によって表される化学基に関係する実施形態のすべての組み合わせは、各々およびすべての組み合わせが安定な化合物(すなわち、単離され得、特徴づけられ得、そして生物学的活性について試験され得る化合物)を生じる化合物を包含する程度に、そのような組み合わせが個別かつ明示的に列挙されているかのように、本発明によって明確に包含される。さらに、そのような変数を説明している実施形態に列挙される化学基のすべての部分組み合わせ、ならびに本明細書中に記載される使用および医療適用のすべての部分組み合わせもまた、化学基の各部分組み合わせおよびすべての部分組み合わせならびに使用および医療適用の部分組み合わせが、本明細書中で個別および明示的に列挙されているかのように、本発明によって明確に包含される。] [0161] 本明細書中で使用されるとき、「置換される」は、化学基の少なくとも1つの水素原子が、非水素の置換基または基によって置き換えられることを示し、その非水素の置換基または基は、一価であり得るか、または二価であり得る。その置換基または基が二価であるとき、この基は、別の置換基または基でさらに置換されると理解される。本明細書中の化学基が、「置換される」とき、それは、最大原子価(full valance)までの置換を有し得る;例えば、メチル基は、1、2または3つの置換基で置換され得、メチレン基は、1または2つの置換基によって置換され得、フェニル基は、1、2、3、4または5つの置換基で置換され得、ナフチル基は、1、2、3、4、5、6または7つの置換基で置換され得るなど。同様に、「1つ以上の置換基で置換される」とは、その基によって物理的に許容される置換基の総数以下の1種の置換基によるある基の置換のことを指す。さらに、ある基が、1つより多い基で置換されるとき、それらは、同一のものであり得るか、または異なるものであり得る。] [0162] 本発明の化合物は、ケト−エノール互変異性体などの互変異性体も含む。互変異性体は、平衡状態であり得るか、または適切な置換によって1つの型に立体的に固定され得る。様々な互変異性体が、本発明の化合物の範囲内であると理解される。] [0163] 本発明の化合物は、中間体および/または最終化合物に存在する原子のすべての同位体も含む。同位体には、同じ原子番号であるが異なる質量数を有する原子が含まれる。例えば、水素の同位体としては、ジュウテリウムおよびトリチウムが挙げられる。] [0164] 式(Ia)および本明細書に関係する式の化合物が、1つ以上のキラル中心を有し得、ゆえにエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーとして存在し得ることが、理解され、認識される。本発明は、ラセミ体を含むがこれに限定されない、すべてのそのようなエナンチオマー、ジアステレオマーおよびそれらの混合物まで拡張され、それらを包含すると理解される。別段述べられないかまたは示されない限り、式(Ia)および本開示全体を通じて使用される式の化合物が、すべての個別のエナンチオマーおよびその混合物を表すと意図されると理解される。] [0165] 変数「n」 いくつかの実施形態において、nは、1である。] [0166] 本発明のいくつかの実施形態は、式(Ic)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0167] ここで、式(Ic)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0168] いくつかの実施形態において、nは、0である。] [0169] 本発明のいくつかの実施形態は、式(Ie)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0170] ここで、式(Ie)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0171] R1基 いくつかの実施形態において、R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヒドロキシルからなる群から選択される。] [0172] いくつかの実施形態において、R1は、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ピラゾール−1−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択される。] [0173] R2基 いくつかの実施形態において、R2は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択される。] [0174] いくつかの実施形態において、R2は、H、メトキシ、メチルおよびクロロからなる群から選択される。] [0175] いくつかの実施形態において、R2は、Hである。] [0176] R3基およびR4基 いくつかの実施形態において、R3およびR4は、各々独立して、H、CH3およびFからなる群から選択される。] [0177] R3およびR4は、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール環系のフェニル環上の3つの利用可能な位置のいずれかに結合され得ると理解され、詳細には、これらの位置は、以下の式:] [0178] に図示されるようなC(5)、C(6)およびC(8)である。] [0179] いくつかの実施形態において、R3は、Hである。] [0180] いくつかの実施形態において、R4は、Hである。] [0181] いくつかの実施形態において、R3およびR4は、両方ともがHである。] [0182] 本発明のいくつかの実施形態は、式(Ig)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0183] ここで、式(Ig)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0184] R5基 いくつかの実施形態において、R5は、H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルおよびヒドロキシルからなる群から選択される。] [0185] いくつかの実施形態において、R5は、H、メチル、トリフルオロメチルおよびヒドロキシルからなる群から選択される。] [0186] いくつかの実施形態において、R5は、Hである。] [0187] R6基 いくつかの実施形態において、R6は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択される。] [0188] いくつかの実施形態において、R6は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イル、チオフェン−2−イルおよびピリジン−3−イルからなる群から選択される。] [0189] いくつかの実施形態において、R6は、Hである。] [0190] R7基 いくつかの実施形態において、R7は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択される。] [0191] いくつかの実施形態において、R7は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される。] [0192] いくつかの実施形態において、R7は、Hである。] [0193] R1およびR6基−縮合環置換 いくつかの実施形態において、R1およびR6は、その両方が結合している原子と一体となって、2つのハロゲン原子で必要に応じて置換される5員ヘテロシクリル環を形成する。] [0194] いくつかの実施形態において、R1およびR6は、その両方が結合している原子と一体となって、2つの酸素原子を含み、かつ2つのハロゲン原子で必要に応じて置換される、5員ヘテロシクリル環を形成する。] [0195] R5およびR6基−縮合環置換 いくつかの実施形態において、R5およびR6は、その両方が結合している原子と一体となって、2つのフッ素原子で置換される5員ヘテロシクリル環を形成する。] [0196] いくつかの実施形態において、R5およびR6は、その両方が結合している原子と一体となって、2つの酸素原子を含み2つのハロゲン原子で置換される5員ヘテロシクリル環を形成する。] [0197] R1、R2、R5、R6およびR7基 いくつかの実施形態において、R1、R2、R5、R6およびR7は、各々独立して、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヒドロキシルからなる群から選択されるか、または R1、R2、R5、R6およびR7から選択される隣接する2つの基は、その両方が結合している原子と一体となって、2つのハロゲン原子で必要に応じて置換される5員ヘテロシクリル環を形成する。] [0198] いくつかの実施形態において、R1、R2、R5、R6およびR7は、各々独立して、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヒドロキシルからなる群から選択される。] [0199] いくつかの実施形態において、R1、R2、R5、R6およびR7は、各々独立して、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、テトラゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、チオフェン−2−イル、ピリジン−3−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択されるか、または R1、R2、R5、R6およびR7から選択される隣接する2つの基は、その両方が結合している原子と一体となって、2つの酸素原子を含み、かつ2つのハロゲン原子で必要に応じて置換される、5員ヘテロシクリル環を形成する。] [0200] いくつかの実施形態において、R1、R2、R5、R6およびR7は、各々独立して、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、テトラゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、チオフェン−2−イル、ピリジン−3−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択される。] [0201] R1、R2、R5、R6およびR7基に対するある特定の組み合わせ いくつかの実施形態において、R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R2は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択され; R5は、H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R6は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択され;そして R7は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択される。] [0202] いくつかの実施形態において、R1は、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ピラゾール−1−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R2は、H、メトキシ、メチルおよびクロロからなる群から選択され; R5は、H、メチル、トリフルオロメチルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R6は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イル、チオフェン−2−イルおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そして R7は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される。] [0203] いくつかの実施形態において、R1は、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ピラゾール−1−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R2は、Hであり; R5は、Hであり; R6は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イル、チオフェン−2−イルおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そして R7は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される。] [0204] 変数W、ZおよびX いくつかの実施形態において、Wは、CR5であり;Zは、CR6であり;そしてXは、CR7である。] [0205] 本発明のいくつかの実施形態は、式(Ii)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0206] ここで、式(Ii)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0207] いくつかの実施形態において、Wは、CR5であり;Zは、CR6であり;そしてXは、Nである。] [0208] 本発明のいくつかの実施形態は、式(Ik)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0209] ここで、式(Ik)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0210] 本発明のいくつかの実施形態は、式(Im)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0211] ここで、式(Im)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0212] いくつかの実施形態において、Wは、Nであり;Zは、CR6であり;そしてXは、Nである。] [0213] 本発明のいくつかの実施形態は、式(Io)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0214] ここで、式(Io)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0215] いくつかの実施形態において、Wは、CR5であり;Zは、Nであり;そしてXは、CR7である。] [0216] 本発明のいくつかの実施形態は、式(Iq)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0217] ここで、式(Iq)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0218] ある特定の組み合わせ 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIa)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0219] ここで: Wは、NまたはCR5であり; Zは、NまたはCR6であり; Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく、Zが、Nであるとき、Wは、CR5であり、そしてXは、CR7であり; R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R2は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択され; R5は、H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R6は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択され;そして R7は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択されるか; またはR1およびR6は、その両方が結合している原子と一体となって、2つのハロゲン原子で必要に応じて置換される5員ヘテロシクリル環を形成するか; またはR5およびR6は、その両方が結合している原子と一体となって、2つのハロゲン原子で置換された5員ヘテロシクリル環を形成する。] [0220] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIa)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0221] ここで: Wは、NまたはCR5であり; Zは、NまたはCR6であり; Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく、Zが、Nであるとき、Wは、CR5であり、そしてXは、CR7であり; R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R2は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択され; R5は、H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R6は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択され;そして R7は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択される。] [0222] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIa)化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0223] ここで: Wは、NまたはCR5であり; Zは、NまたはCR6であり; Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく、Zが、Nであるとき、Wは、CR5であり、そしてXは、CR7であり; R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R2は、H、メトキシ、メチルおよびクロロからなる群から選択され; R5は、H、メチル、トリフルオロメチルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R6は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イル、チオフェン−2−イルおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そして R7は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される。] [0224] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIa)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0225] ここで: Wは、NまたはCR5であり; Zは、NまたはCR6であり; Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく、Zが、Nであるとき、Wは、CR5であり、そしてXは、CR7であり; R1は、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ピラゾール−1−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R2は、Hであり; R5は、Hであり; R6は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イル、チオフェン−2−イルおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そして R7は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される。] [0226] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIc)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0227] ここで: R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、ハロゲンおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R5は、Hであり; R6は、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択され; そして R7は、H、C1−C6アルコキシ、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキルおよびヘテロアリールからなる群から選択されるか;または R1、R5およびR6から選択される2つの隣接する基は、その両方が結合している原子と一体となって、2つのハロゲン原子で必要に応じて置換される5員ヘテロシクリル環を形成する。] [0228] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIc)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0229] ここで: R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、ハロゲンおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R5は、Hであり; R6は、C1−C6アルコキシ、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択され; そして R7は、H、C1−C6アルコキシ、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択される。] [0230] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIc)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0231] ここで: R1は、H、メトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、フルオロおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R5は、Hであり; R6は、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そして R7は、H、メトキシ、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルおよびテトラゾール−5−イルからなる群から選択されるか;または R1およびR6は、その両方が結合している原子と一体となって、2つのフッ素原子で必要に応じて置換されるベンゾ[1,3]−ジオキソール基を形成するか;または R5およびR6は、その両方が結合している原子と一体となって、2つのフッ素原子で置換されるベンゾ[1,3]−ジオキソール基を形成する。] [0232] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIc)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0233] ここで: R1は、H、メトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、フルオロおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R5は、Hであり; R6は、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そして R7は、H、メトキシ、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルおよびテトラゾール−5−イルからなる群から選択される。] [0234] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIe)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0235] ここで: R6は、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択され; そして R7は、H、C1−C6アルコキシ、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキルおよびヘテロアリールからなる群から選択される。] [0236] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIe)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0237] ここで: R6は、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そして R7は、H、メトキシ、シアノ、トリフルオロメトキシおよびトリフルオロメチルからなる群から選択される。] [0238] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIg)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0239] ここで: R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、ハロゲンおよびヒドロキシルからなる群から選択され;そして R6は、シアノまたはC1−C6ハロアルコキシである。] [0240] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIg)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0241] ここで: R1は、H、メトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、フルオロおよびヒドロキシルからなる群から選択され;そして R6は、シアノまたはジフルオロメトキシである。] [0242] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIa)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0243] ここで: Wは、NまたはCR5であり; Zは、NまたはCR6であり; Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXのうちの少なくとも1つは、Nであるが、但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく; R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群から選択され; R2は、H、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アルキルからなる群から選択され; R5は、H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R6は、H、C1−C6アルキルおよびヘテロアリールからなる群から選択され;そして R7は、Hである。] [0244] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIa)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0245] ここで: Wは、NまたはCR5であり; Zは、NまたはCR6であり; Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXのうちの少なくとも1つは、Nであるが、但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく; R1は、H、メトキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメチル、クロロ、ピラゾール−1−イルおよびモルホリノからなる群から選択され; R2は、H、メトキシおよびメチルからなる群から選択され; R5は、H、メチル、トリフルオロメチルおよびヒドロキシルからなる群から選択され; R6は、H、メチルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択され;そして R7は、Hである。] [0246] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIi)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0247] ここで: R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群から選択され; R2は、H、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アルキルからなる群から選択され; R5は、H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルおよびヒドロキシルからなる群から選択され;そして R6は、H、C1−C6アルキルおよびヘテロアリールからなる群から選択される。] [0248] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIi)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0249] ここで: R1は、H、メトキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメチル、ピラゾール−1−イルおよびモルホリノからなる群から選択され; R2は、H、メトキシおよびメチルからなる群から選択され; R5は、H、メチル、トリフルオロメチルおよびヒドロキシルからなる群から選択され;そして R6は、H、メチルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される。] [0250] C(1)環炭素立体化学 本発明の化合物は、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドールと称される縮合三環式系を含む。−CO2H基(n=0)または−CH2CO2H基(n=1)が、それらの環のうちの1つに存在する。カルボン酸基または酢酸基が結合されている環炭素は、慣例によってC(1)環炭素と表示される。2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール環系に含まれるC(1)環炭素に対する立体化学は、RまたはSのいずれかであり得ると理解される。] [0251] A.C(1)環炭素「R」立体化学 いくつかの実施形態において、C(1)環炭素に対する立体化学は、Rである。] [0252] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIk)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0253] ここで、式(IIk)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0254] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIm)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0255] ここで、式(IIm)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0256] 本発明のいくつかの実施形態は、以下の群:(R)−2−(7−(5−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−シアノ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(6−シアノピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−シアノ−5−メトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−イソプロポキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(2,6−ジメトキシピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(4−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(5−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(4−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−ブロモ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−シアノフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(2−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(5−メチルピラジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(6−アセトアミドピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(6−モルホリノピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(5−(チオフェン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−(ピリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−ヒドロキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−メトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(2−クロロ−6−メチルピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(R)−2−(7−(5−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;および(R)−2−(7−(5−(5−イソプロポキシピラジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸から選択される1つ以上の化合物のすべての組み合わせを含む。] [0257] B.C(1)環炭素「S」立体化学 いくつかの実施形態において、C(1)環炭素に対する立体化学は、Sである。] [0258] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIo)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0259] ここで、式(IIo)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0260] 本発明のいくつかの実施形態は、式(IIq)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物に関係し:] [0261] ここで、式(IIq)における各変数は、本明細書中に記載される意味、前出および後掲の意味と同じ意味を有する。] [0262] 本発明のいくつかの実施形態は、以下の群:(S)−2−(7−(5−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−シアノ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(6−シアノピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−シアノ−5−メトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−イソプロポキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(2,6−ジメトキシピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(4−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(5−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(4−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−ブロモ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−シアノフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(2−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(5−メチルピラジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(6−アセトアミドピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(6−モルホリノピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(5−(チオフェン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−(ピリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−ヒドロキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−メトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(2−クロロ−6−メチルピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(3−シアノ−4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;(S)−2−(7−(5−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;および(S)−2−(7−(5−(5−イソプロポキシピラジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸から選択される1つ以上の化合物のすべての組み合わせを含む。] [0263] エステルおよびプロドラッグ 本発明の1つの局面は、式(Ia)の化合物の調製において有用な合成中間体および/または式(Ia)の化合物の送達に有用なプロドラッグとしての式(IIIa)の化合物に関係し:] [0264] ここで: n、R1、R2、R3、R4、W、XおよびZは、本明細書中に記載される定義、前出および後掲の定義と同じ定義を有し、Raは、C1−C6アルキルである。] [0265] 本発明の1つの局面は、式(IIIa)の化合物に関係する。] [0266] いくつかの実施形態において、Raは、tert−ブチルである。] [0267] いくつかの実施形態において、Raは、メチルである。] [0268] 簡潔にするために、式(Ia)の化合物と式(IIIa)の化合物との間で共有される共通の変数、すなわち、n、R1、R2、R3、R4、R5、W、XおよびZに関する本明細書中に記載される実施形態、前出および後掲の実施形態のすべては、それらの各々が式(IIIa)に対する特定の言及によって本明細書によって個別に開示されているかのように、式(IIIa)の化合物に適用されると認識される。] [0269] 本発明の1つの局面は、式(Ia)の化合物の調製において有用な合成中間体としての式(IIIa)の化合物に関係する。] [0270] 本発明の1つの局面は、Raがtert−ブチルである、表A中の化合物などの本明細書中に記載される化合物および示される化合物のエステルとしての式(IIIa)の化合物に関係する。] [0271] 本発明の1つの局面は、Raがメチルである、表A中の化合物などの本明細書中に記載される化合物および示される化合物のエステルとしての式(IIIa)の化合物に関係する。] [0272] 本発明の1つの局面は、式(Ia)の化合物の送達に有用なプロドラッグとしての式(IIIa)の化合物に関係する。] [0273] 本発明の1つの局面は、式(Ia)の化合物のプロドラッグとして有用な式(IIIa)の化合物に関係する。] [0274] 本発明のいくつかの実施形態は、表Aに示される以下の群から選択される1つ以上の化合物のすべての組み合わせを含む。] [0275] ] [0276] ] [0277] ] [0278] ] [0279] ] [0280] そのうえ、本発明の個別の化合物および化学的な部類、例えば、表Aに見られる化合物(そのジアステレオマーおよびエナンチオマーを含む)は、そのすべての薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および特に水和物を包含する。] [0281] 本発明は、本明細書中に開示される各化合物および一般式の各ジアステレオマー、各エナンチオマーならびにそれらの混合物を、それらの各々が各キラル炭素について特定の立体化学的な名称を用いて個別に開示されているかのように、包含すると理解される。個別の異性体の分離(例えば、キラルHPLC、ジアステレオ異性混合物の再結晶などによって)または個別の異性体の選択的合成(例えば、鏡像異性の選択的な合成などによって)は、当業者に周知の様々な方法の適用によって達成される。] [0282] 本発明の式(Ia)の化合物は、当業者によって用いられる関連性のある公開されている文献の手順に従って調製され得る。これらの反応に対する例示的な試薬および手順は、本明細書中以後、実際に行った実施例に見られる。保護および脱保護は、一般に当該分野で公知の手順によって行われ得る(例えば、Greene,T.W.and Wuts,P.G.M.,Protecting Groups in Organic Synthesis,3rd Edition,1999[Wiley]を参照のこと;その全体が本明細書中で参考として援用される)。] [0283] 薬学的組成物 本発明のさらなる局面は、本明細書中に記載されるような1つ以上の化合物および1つ以上の薬学的に許容可能なキャリアを含む薬学的組成物に関係する。いくつかの実施形態は、本発明の化合物および薬学的に許容可能なキャリアを含む薬学的組成物に関係する。] [0284] 本発明のいくつかの実施形態は、本明細書中に開示される化合物実施形態のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物および薬学的に許容可能なキャリアを混合する工程を包含する、薬学的組成物を生成する方法を含む。] [0285] 処方物は、任意の適当な方法によって、典型的には、活性な化合物を液体もしくは微粉化された固体キャリアまたはその両方と、必要とされる割合で均一に混ぜ、次いで、必要であれば、得られた混合物を所望の形状に成形することによって、調製され得る。] [0286] 従来の賦形剤(例えば、結合剤、充填剤、許容可能な湿潤剤、錠剤化潤滑剤(tabletting lubricant)および崩壊剤)は、経口投与用の錠剤およびカプセルにおいて使用され得る。経口投与用の液体調製物は、溶液、エマルジョン、水性または油性の懸濁液およびシロップの形態であり得る。あるいは、経口調製物は、使用前に水または別の適当な液体ビヒクルで再構成され得る乾燥粉末の形状であり得る。追加の添加剤(例えば、懸濁剤または乳化剤、非水性ビヒクル(食用油を含む)、保存剤および香料および着色料)が、その液体調製物に加えられ得る。非経口剤形は、本発明の化合物を適当な液体ビヒクルに溶解し、そしてその溶液を濾過滅菌した後、適切なバイアルまたはアンプルに充填し、それらを密閉することによって、調製され得る。これらは、剤形を調製するための当該分野で周知の多くの適切な方法のごくわずかの例である。] [0287] 本発明の化合物は、当業者に周知の手法を用いて薬学的組成物に製剤化され得る。本明細書中で述べられるキャリアの外に適当な薬学的に許容可能なキャリアは、当該分野で公知である;例えば、Remington,The Science and Practice of Pharmacy,20th Edition,2000,Lippincott Williams & Wilkins(編者:Gennaroら)を参照のこと。] [0288] 予防または処置において使用する場合、本発明の化合物は、代替の使用において、未加工の化学物質または純粋な化学物質として投与され得ることが可能であるが、しかしながら、その化合物または活性成分は、薬学的に許容可能なキャリアをさらに含む薬学的処方物または薬学的組成物として存在することが好ましい。] [0289] したがって、本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、水和物もしくは誘導体を、その1つ以上の薬学的に許容可能なキャリアおよび/または予防的な成分とともに含む薬学的処方物をさらに提供する。そのキャリアは、その処方物の他の成分と適合性であるという意味、およびそのレシピエントにとって過度に有害でないという意味において、「許容可能」でなければならない。] [0290] 薬学的処方物は、経口、直腸、経鼻、局所的(頬側および舌下を含む)、膣または非経口(筋肉内、皮下および静脈内を含む)投与に適するもの、または吸入、ガス注入もしくは経皮パッチによる投与に適した形状のものを含む。経皮パッチは、その薬物を薬物の分解が最小限の効率的な様式で吸収するために提供することによって、制御された速度で薬物を分配する。典型的には、経皮パッチは、放出ライナー(release liner)とともに、不浸透性の裏打ち層、単一の圧感接着剤および除去可能な保護層を含む。当業者は、当業者のニーズに基づいて所望の効果的な経皮パッチを製造するための適切な手法を理解し、認識するだろう。] [0291] したがって、従来の佐剤、キャリアまたは希釈剤とともに本発明の化合物は、薬学的処方物およびその単位投薬量の形態に、ならびに固体(例えば、錠剤または満たされたカプセル)または液体(例えば、溶液、懸濁液、エマルジョン、エリキシル剤、ゲルまたはそれらで満たされたカプセル)として(これらのすべてが経口使用に対するものである)か、直腸投与のための坐剤の形態でか;または非経口(皮下を含む)使用のための滅菌された注射可能な溶液の形態で、使用され得るような形態に、分類され得る。そのような薬学的組成物およびその単位剤形は、さらなる活性な化合物または成分を含むかまたは含まずに、従来の成分を従来の割合で含み得、そのような単位剤形は、使用が意図される1日投薬量の範囲に相応の任意の適当な有効量の活性成分を含み得る。] [0292] 経口投与の場合、薬学的組成物は、例えば、錠剤、カプセル、懸濁液または液体の形態であり得る。薬学的組成物は、好ましくは、特定の量の活性成分を含む投薬量単位の形態で作製される。そのような投薬量単位の例は、従来の添加剤(例えば、ラクトース、マンニトール、トウモロコシデンプンまたはジャガイモデンプン);結合剤(例えば、結晶性セルロース、セルロース誘導体、アカシア、トウモロコシデンプンまたはゼラチン);崩壊剤(例えば、トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプンまたはカルボキシメチルセルロースナトリウム);および潤滑剤(例えば、タルクまたはステアリン酸マグネシウム)を含む、カプセル、錠剤、散剤、顆粒剤または懸濁液である。活性成分は、組成物として注射によっても投与され得、ここで、例えば、食塩水、デキストロースまたは水が、適当な薬学的に許容可能なキャリアとして使用され得る。] [0293] 本発明の化合物、またはその塩、溶媒和物、水和物もしくは生理的に機能的な誘導体は、薬学的組成物において活性成分として、詳細にはS1P1レセプター調節因子(modulators)として、使用され得る。用語「活性成分」は、「薬学的組成物」の文脈において定義され、一般に薬学的な利益を提供しないと認識され得る「不活性成分」とは対照的に、主要な薬理学的効果を提供する薬学的組成物の構成要素のことを意味すると意図される。] [0294] 本発明の化合物を用いるときの用量は、広範な限界内で変動し得、そして慣習的かつ医師に公知のとおり、各個別の場合における個別の条件に調整されるべきである。それは、例えば、処置される疾病の性質および重症度、患者の状態、使用される化合物、または急性疾患の状態が処置されるのか、慢性疾患の状態が処置されるのか、もしくは予防が行われるのか、あるいは本発明の化合物に加えてさらなる活性な化合物が投与されるのか、に依存する。本発明の代表的な用量としては、約0.001mg〜約5000mg、約0.001mg〜約2500mg、約0.001mg〜約1000mg、0.001mg〜約500mg、0.001mg〜約250mg、約0.001mg〜100mg、約0.001mg〜約50mgおよび約0.001mg〜約25mgが挙げられるが、これらに限定されない。特に、比較的多量、例えば、2、3または4用量が必要であると見なされるとき、その日のうちに反復投与が投与され得る。個体に応じて、また、患者の医師または介護者から適切であると考えられるとき、本明細書中に記載される用量から上方または下方に逸脱する必要があり得る。] [0295] 処置において使用するために必要とされる活性成分、あるいはその活性な塩、溶媒和物もしくは水和物または誘導体の量は、選択される特定の塩だけでなく、投与経路、処置される状態の性質、ならびに患者の年齢および状態によっても変動し、また、究極的には、付き添いの医師または臨床医の裁量におけるものである。一般に、当業者は、モデル系、典型的には、動物モデルにおいて得られたインビボデータをヒトなどの別のものに外挿する方法を理解する。いくつかの状況において、これらの外挿は、単に、別のもの(例えば、哺乳動物、好ましくは、ヒト)と比較したときの動物モデルの重みに基づき得るが、しかしながら、しばしば、これらの外挿は、単純に重みに基づくのではなく、むしろ種々の因子を組み込む。代表的な因子としては、患者のタイプ、年齢、体重、性別、食事および病状、疾患の重症度、投与経路、薬理学的な考慮(例えば、使用される特定の化合物の活性、有効性、薬物動態学的および毒物学的プロファイル)、薬物送達系が利用されるか否か、急性疾患状態が処置されるのかもしくは慢性疾患状態が処置されるのか、または予防が行われるのか、または本発明の化合物に加えて合剤の一部としてさらに活性な化合物が投与されるか否かが挙げられる。本発明の化合物および/または組成物を用いて疾患状態を処置するための投与レジメンは、上に引用されたような種々の因子に従って選択される。したがって、使用される実際の投与レジメンは、広く変化し得るので、好ましい投与レジメンから逸脱し得、これらの典型的な範囲外の投薬量および投与レジメンが試験され得、必要に応じて本発明の方法において使用され得ることを当業者は認識するだろう。] [0296] 所望の用量は、単一用量で、または適切な間隔、例えば、1日あたり2、3、4回またはそれ以上で、用量以下(sub−doses)にて投与される分割量として、便利に表され得る。用量以下自体が、例えば、いくつかのおおまかに間隔が開けられた別々の投与にさらに分割され得る。1日量は、特に、適切であるとみなされるような比較的大量が投与されるとき、いくつかの、例えば、2、3または4回の部分投与に分割される。適切である場合、個体の挙動に応じて、記載される1日量から上方または下方に逸脱する必要があり得る。] [0297] 本発明の化合物から薬学的組成物を調製する場合、適当な薬学的に許容可能なキャリアは、固体、液体またはその両方の混合物であり得る。固体の形状の調製物としては、散剤、錠剤、丸剤、カプセル、カシェ剤、坐剤および分散性顆粒剤が挙げられる。固体キャリアは、希釈剤、着香料、可溶化剤、潤滑剤、懸濁剤、結合剤、保存剤、錠剤崩壊剤または封入材料としても作用し得る1つ以上の物質であり得る。] [0298] 散剤において、キャリアは、微粉化された活性な成分との混合物における微粉化された固体である。] [0299] 錠剤において、活性な成分は、必要な結合能力を有するキャリアと適当な割合で混合され、そして所望の形状およびサイズに圧縮される。] [0300] 散剤および錠剤は、様々なパーセンテージの量の活性な化合物を含み得る。散剤または錠剤における代表的な量は、0.5〜約90パーセントの活性な化合物を含み得る;しかしながら、当業者は、この範囲外の量が必要であるときを承知しているだろう。散剤および錠剤に対する適当なキャリアは、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖、ラクトース、ペクチン、デキストリン、デンプン、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、低融点ろう、カカオバターなどである。用語「調製物」は、キャリアを含むかまたは含まない活性な成分が、キャリアによって囲まれていることによりキャリアと接しているカプセルを提供するキャリアとして封入材料を含む活性な化合物の処方物を包含すると意図される。同様に、カシェ剤および舐剤が包含される。錠剤、散剤、カプセル、丸剤、カシェ剤および舐剤は、経口投与に適した固体の形態として使用され得る。] [0301] 坐剤を調製する場合、脂肪酸グリセリドまたはカカオバターの混合物などの低融点ろうが、はじめに融解され、活性な成分は、撹拌することによってその中に均質に分散される。次いで、融解した均一な(homogenous)混合物を好都合なサイズの型に注ぎ込み、冷却することによって、凝固させる。] [0302] 膣投与に適した処方物は、活性成分に加えて適切であると当該分野で公知であるようなキャリアを含む、ペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、泡沫またはスプレーとして存在し得る。] [0303] 液体の形態の調製物としては、溶液、懸濁液およびエマルジョン、例えば、水または水−プロピレングリコール溶液が挙げられる。例えば、非経口注射用液体調製物は、ポリエチレングリコール水溶液中の溶液として製剤化され得る。注射可能な調製物、例えば、滅菌された注射可能な水性または油性の懸濁液は、適当な分散剤または湿潤剤および懸濁剤を用いて、既知の技術に従って製剤化され得る。滅菌された注射可能な調製物は、無毒性の非経口的に許容可能な希釈剤中または溶媒中、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液としての、滅菌された注射可能な溶液または懸濁液でもあり得る。使用され得る許容可能なビヒクルおよび溶媒には、水、リンガー溶液および等張性塩化ナトリウム溶液が含まれる。さらに、滅菌された固定油は、溶媒または懸濁化媒質として慣習的に使用される。この目的で、合成モノグリセリドまたは合成ジグリセリドをはじめとした刺激の少ない任意の固定油が、使用され得る。さらに、オレイン酸などの脂肪酸は、注射可能物質の調製における用途が見出されている。] [0304] したがって、本発明に記載の化合物は、非経口投与(例えば、注射、例えば、ボーラス注射または持続注入による)のために製剤化され得、アンプル、予め満たされた注射器、少容量の点滴内に単位用量で、または保存剤が加えられている複数回用量容器内に、存在し得る。薬学的組成物は、油性または水性のビヒクル中の懸濁液、溶液またはエマルジョンのような形態をとり得、製剤化剤(formulatory agents)(例えば、懸濁剤、安定化剤および/または分散剤)を含み得る。あるいは、活性成分は、滅菌された固体の無菌的な単離によって、または使用前に適当なビヒクル、例えば、滅菌されたパイロジェンフリー水を用いて構成することが意図された、溶液からの凍結乾燥によって得られる粉末の形態で存在し得る。] [0305] 経口使用に適した水性処方物は、活性な成分を水に溶解するかまたは懸濁し、そして所望であれば適当な着色料、香味料、安定化剤および増粘剤を加えることによって、調製され得る。] [0306] 経口使用に適した水性懸濁液は、微粉化された活性な成分を、粘稠性材料(例えば、天然ゴムまたは合成ゴム、樹脂、メチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースナトリウムまたは他の周知の懸濁剤)とともに水に分散することによって生成され得る。]
权利要求:
請求項1 式(Ia)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される化合物:であって、ここで:nは、0または1であり;Wは、NまたはCR5であり;Zは、NまたはCR6であり;Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく;R1、R2、R5、R6およびR7は、各々独立して、H、C1−C6アシル、C1−C6アシルオキシ、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニルアミノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルキニル、C1−C6アルキルアミノ、C2−C8ジアルキルアミノ、C1−C6アルキルカルボキサミド、C1−C6アルキルスルホンアミド、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルウレイル、アミノ、カルボ−C1−C6−アルコキシ、カルボキサミド、カルボキシ、シアノ、C3−C7シクロアルキル、C3−C7シクロアルキルオキシ、C3−C7シクロアルキルチオ、C3−C7シクロアルキルスルフィニル、C3−C7シクロアルキルスルホニル、C2−C6ジアルキルカルボキサミド、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ハロアルキルスルフィニル、C1−C6ハロアルキルスルホニル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、ニトロおよびスルホンアミドからなる群から選択され、ここで、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキル、C2−C6アルキニルおよびヘテロアリールは、C1−C6アルコキシ、カルボ−C1−C6−アルコキシ、シアノ、C3−C7シクロアルキル、ハロゲンおよびフェニルからなる群から選択される1つの置換基で必要に応じて置換されるか、またはR1、R2、R5、R6およびR7から選択される隣接する2つの基は、その両方が結合している原子と一体となって、1つまたは2つのハロゲン原子で必要に応じて置換される5員または6員のヘテロシクリル環を形成し;そしてR3およびR4は、各々独立して、H、C1−C2アルキル、フルオロおよびクロロからなる群から選択される、化合物。 請求項2 R3およびR4が、各々独立して、H、CH3およびFからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項3 R3およびR4が、両方ともHである、請求項1に記載の化合物。 請求項4 nが、1である、請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物。 請求項5 nが、0である、請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物。 請求項6 R1、R2、R5、R6およびR7が、各々独立して、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヒドロキシルからなる群から選択されるか、またはR1、R2、R5、R6およびR7から選択される隣接する2つの基が、その両方が結合している原子と一体となって、2つのハロゲン原子で必要に応じて置換される5員ヘテロシクリル環を形成する、請求項1から5のいずれか1項に記載の化合物。 請求項7 R1、R2、R5、R6およびR7が、各々独立して、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、テトラゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、チオフェン−2−イル、ピリジン−3−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択されるか、またはR1、R2、R5、R6およびR7から選択される隣接する2つの基が、その両方が結合している原子と一体となって、2つの酸素原子を含み、かつ2つのハロゲン原子で必要に応じて置換される、5員ヘテロシクリル環を形成する、請求項1から5のいずれか1項に記載の化合物。 請求項8 R1、R2、R5、R6およびR7が、各々独立して、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、テトラゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、チオフェン−2−イル、ピリジン−3−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択される、請求項1から5のいずれか1項に記載の化合物。 請求項9 R1が、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ピラゾール−1−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択される、請求項1から8のいずれか1項に記載の化合物。 請求項10 R2が、H、メトキシ、メチルおよびクロロからなる群から選択される、請求項1から9のいずれか1項に記載の化合物。 請求項11 R2が、Hである、請求項1から9のいずれか1項に記載の化合物。 請求項12 R5が、H、メチル、トリフルオロメチルおよびヒドロキシルからなる群から選択される、請求項1から11のいずれか1項に記載の化合物。 請求項13 R5が、Hである、請求項1から11のいずれか1項に記載の化合物。 請求項14 R6が、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イル、チオフェン−2−イルおよびピリジン−3−イルからなる群から選択される、請求項1から13のいずれか1項に記載の化合物。 請求項15 R7が、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される、請求項1から14のいずれか1項に記載の化合物。 請求項16 R1が、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ピラゾール−1−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択され;R2が、H、メトキシ、メチルおよびクロロからなる群から選択され;R5が、H、メチル、トリフルオロメチルおよびヒドロキシルからなる群から選択され;R6が、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イル、チオフェン−2−イルおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そしてR7が、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される、請求項1から15のいずれか1項に記載の化合物。 請求項17 R1が、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ピラゾール−1−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択され;R2が、Hであり;R5が、Hであり;R6が、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イル、チオフェン−2−イルおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そしてR7が、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される、請求項1から15のいずれか1項に記載の化合物。 請求項18 Wが、CR5であり;Zが、CR6であり;そしてXが、CR7である、請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物。 請求項19 Wが、CR5であり;Zが、CR6であり;そしてXが、Nである、請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物。 請求項20 Wが、CR5であり;Zが、Nであり;そしてXが、CR7である、請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物。 請求項21 式(IIa)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:Wは、NまたはCR5であり;Zは、NまたはCR6であり;Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく、Zが、Nであるとき、Wは、CR5であり、そしてXは、CR7であり;R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヒドロキシルからなる群から選択され;R2は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択され;R5は、H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルおよびヒドロキシルからなる群から選択され;R6は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択され;そしてR7は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項22 式(IIa)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:Wは、NまたはCR5であり;Zは、NまたはCR6であり;Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく、Zが、Nであるとき、Wは、CR5であり、そしてXは、CR7であり;R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヒドロキシルからなる群から選択され;R2は、H、メトキシ、メチルおよびクロロからなる群から選択され;R5は、H、メチル、トリフルオロメチルおよびヒドロキシルからなる群から選択され;R6は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イル、チオフェン−2−イル,およびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そしてR7は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項23 式(IIa)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:Wは、NまたはCR5であり;Zは、NまたはCR6であり;Xは、NまたはCR7であるが;但し、W、ZおよびXは、すべてがNではなく、Zが、Nであるとき、Wは、CR5であり、そしてXは、CR7であり;R1は、H、メトキシ、イソプロポキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ピラゾール−1−イル、モルホリノおよびヒドロキシルからなる群から選択され;R2は、Hであり;R5は、Hであり;R6は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イル、チオフェン−2−イルおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そしてR7は、H、メトキシ、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモ、テトラゾール−5−イルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項24 式(IIc)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、ハロゲンおよびヒドロキシルからなる群から選択され;R5は、Hであり;R6は、C1−C6アルコキシ、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択され;そしてR7は、H、C1−C6アルコキシ、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項25 式(IIc)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:R1は、H、メトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、フルオロおよびヒドロキシルからなる群から選択され;R5は、Hであり;R6は、シアノ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そしてR7は、H、メトキシ、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルおよびテトラゾール−5−イルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項26 式(IIe)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:R6は、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキル、ハロゲンおよびヘテロアリールからなる群から選択され;そしてR7は、H、C1−C6アルコキシ、シアノ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキルおよびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項27 式(IIe)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:R6は、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ブロモおよびピリジン−3−イルからなる群から選択され;そしてR7は、H、メトキシ、シアノ、トリフルオロメトキシおよびトリフルオロメチルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項28 式(IIg)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、ハロゲンおよびヒドロキシルからなる群から選択され;そしてR6は、シアノまたはC1−C6ハロアルコキシである、請求項1に記載の化合物。 請求項29 式(IIg)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:R1は、H、メトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ、フルオロおよびヒドロキシルからなる群から選択され;そしてR6は、シアノまたはジフルオロメトキシである、請求項1に記載の化合物。 請求項30 式(IIi)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:R1は、H、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボキサミド、シアノ、C1−C6ハロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群から選択され;R2は、H、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アルキルからなる群から選択され;R5は、H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルおよびヒドロキシルからなる群から選択され;そしてR6は、H、C1−C6アルキルおよびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項31 式(IIi)の化合物ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される請求項1に記載の化合物:であって、ここで:R1は、H、メトキシ、メチル、アセトアミド、シアノ、トリフルオロメチル、ピラゾール−1−イルおよびモルホリノからなる群から選択され;R2は、H、メトキシおよびメチルからなる群から選択され;R5は、H、メチル、トリフルオロメチルおよびヒドロキシルからなる群から選択され;そしてR6は、H、メチルおよびチオフェン−2−イルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項32 以下の化合物:2−(7−(5−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−シアノ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(6−シアノピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−シアノ−5−メトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−シアノ−4−イソプロポキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(2,6−ジメトキシピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(4−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(5−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−シアノ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(4−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−ブロモ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−シアノフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(2−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(5−メチルピラジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(6−アセトアミドピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(6−モルホリノピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(5−(チオフェン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−(ピリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−シアノ−4−ヒドロキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−シアノ−4−メトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−シアノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(2−クロロ−6−メチルピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(3−シアノ−4−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;2−(7−(5−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸;および2−(7−(5−(5−イソプロポキシピラジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−イル)酢酸ならびにその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物および水和物から選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項33 前記化合物のC(1)環炭素の立体化学が、Rである、請求項1から32のいずれか1項に記載の化合物。 請求項34 前記化合物のC(1)環炭素の立体化学が、Sである、請求項1から32のいずれか1項に記載の化合物。 請求項35 請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に許容可能なキャリアを含む薬学的組成物。 請求項36 個体におけるS1P1レセプターに関連する疾患または障害を処置するための方法であって、該方法は、その必要のある該個体に、治療有効量の請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物または請求項35に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。 請求項37 個体におけるS1P1レセプターに関連する疾患または障害を処置するための方法であって、該方法は、その必要のある該個体に、治療有効量の請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物または請求項35に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含し、ここで、該障害は、リンパ球によって媒介される疾患または障害、自己免疫疾患または自己免疫障害、炎症性疾患または炎症性障害、癌、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中および挫瘡からなる群から選択される、方法。 請求項38 個体におけるS1P1レセプターに関連する疾患または障害を処置するための方法であって、該方法は、その必要のある該個体に、治療有効量の請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物または請求項35に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含し、ここで、該S1P1レセプターに関連する該障害は、微生物の感染もしくは疾患またはウイルスの感染もしくは疾患である、方法。 請求項39 S1P1レセプター関連障害を処置するための薬物の製造における、請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物の使用。 請求項40 リンパ球によって媒介される疾患または障害、自己免疫疾患または自己免疫障害、炎症性疾患または炎症性障害、癌、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中および挫瘡からなる群から選択されるS1P1レセプター関連障害を処置するための薬物の製造における、請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物の使用。 請求項41 S1P1レセプター関連障害を処置するための薬物の製造における、請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物の使用であって、該S1P1レセプター関連障害が、微生物の感染もしくは疾患またはウイルスの感染もしくは疾患である、使用。 請求項42 治療によってヒトまたは動物の身体を処置するための方法において使用するための、請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物。 請求項43 S1P1レセプター関連障害を処置するための方法において使用するための、請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物。 請求項44 リンパ球によって媒介される疾患または障害、自己免疫疾患または自己免疫障害、炎症性疾患または炎症性障害、癌、乾癬、関節リウマチ、クローン病、移植片拒絶、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、I型糖尿病、敗血症、心筋梗塞、虚血性脳卒中および挫瘡からなる群から選択されるS1P1レセプター関連障害を処置するための方法において使用するための、請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物。 請求項45 S1P1レセプター関連障害を処置するための方法において使用するための、請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物であって、ここで、該S1P1レセプター関連障害は、微生物の感染もしくは疾患またはウイルスの感染もしくは疾患である、化合物。 請求項46 請求項1から34のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に許容可能なキャリアを混合する工程を包含する、組成物を調製するためのプロセス。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-04-03| A300| Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120403 |
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